学校を卒業した後、英語学習経験のない人や、学校時代英語が得意でなかった人が、必要に迫られて英語を学ぶ、それはけっして簡単なことではないでしょう。
現状の自分を見て、ペラペラと外国人と会話をしている自分がとてもイメージできない。
毎日毎日、時間をとって学習なんてできるだろうか?
そうそう、ジョギングだって乾布摩擦だって3日で終わってしまったし。
と、考えて「ま、やめといた方が無難かな」と結論づけてしまう人もいそうです。
たしかに、英語学習をスタートさせて目標レベルまでいたるのは、山あり谷あり、簡単なことではないと思います。
でも、はじめる前にきちんと心構えをした上で、無理のない計画を立てれば、どんな高い山でも登頂は不可能ではないはず。
ここでは、大きな目標に向けて歩き出そうとしている学習者のための「学習習慣が継続する英語学習のためのTIPS」をお届けします。
継続学習をはじめるためのチェックポイント
「きちんと準備をしてはじめれば、英語学習は大きな困難なく継続できる」とよく言われます。では、どんなところに気をつけてはじめれば継続力のある学習環境を整えられるか?まとめてみました。
英語の学習をはじめるときに、よくありがちな間違いは、漠然と「英語を話せるようになりたい」という理由ではじめることです。
「これからのビジネス英語ぐらいできなくちゃ」という危機感から、本を買ってきたり、ラジオ講座やオンライン英会話をはじめたりする。
その結果、簡単なあいさつやレストランのオーダー、電話の出方ぐらいをおぼえて、なんとなく「英語ができた」気がして、それ以上のステップアップする意欲を失い中断してしまう。
もちろん、多くの人は、最初はそんな感じからはじまるものかもしれません。
英語にのめり込む前には「英語をわかる」とはどういう意味か実感できなくても当然です。
とはいえ、英語学習を本気でつづけて、仕事や学業の突破口にしたいと思うのであれば、まず、
1.なんのための英語学習か?(例:転職のため、現在の会社で海外勤務要員になるためなど) ↓ 2.どのレベル達成をめざすか?(例:ネーティブばかりの会議で発言できるレベル) ↓ 3.いつ頃までに達成するか?(例:1年間)
というぐらいまで目標を明確化してはじめる(そして、できれば目標を大書してデスクの前に貼っておく!)と挫折しそうになったときにつづけるための強力なモチベーションになりそうですね。
はっきり言います。英語学習は時間がかかります。
極端に言えば、一つの文化やビジネス慣習を丸ごと頭のなかに収納するような話です。
学べば学ぶほどフィールドが広がっていくのが困難なところでもあり、病みつきになるおもしろさでもあります。
挫折しないで学習を継続させるには、あらかじめ「時間はかかる」と覚悟を決める必要がありそうです。
一方で、「1日5分でもいいから毎日かならず学習する」のが大事ということも、よく言われます。
たしかに英語学習には知識だけではなく勘をつかむのも大切ですから、1日の時間を長くとるよりも習慣化するのが大切でしょう。
英語学習をはじめるときには、最低限でも週5日間30分の時間がとれるかどうかを考えてみて、困難なようなら調整(が可能なら)してからはじめたいものですね。
はじめてパソコンにさわったとき、キー操作がむずかしくて、その配列が永遠におぼえられないと感じた人も多いでしょう。でも、ゲーム感覚のタイピングソフトを買ってきて、スコアアップを夢中になってめざしているうちにいつの間にかタッチタイピングに十分なスピードを得られたりするものです。
英語学習も同様で、自分の成長が見えると見えるほど楽しくなり成長も早くなっていきます。
でも、タイピングなどでは速度と正確さという明確な指標があり、ゲーム内でグラフ表示され「伸びてる伸びてる!」とわかるものですが、英語学習の場合、それほどわかりやすい目安がないのがむずかしいところです。
それだけに上達の実感値をつかめる「鏡」のような場を用意しておくといいかもしれません。
中心的な学習内容とは別にオンライン英会話でのフリートークを楽しみとして利用するとか。
気軽に話せる英語喫茶や英語パブをときおり訪れるようにする・・・とか。
<a href="http://vitaljapan.com/vital-english/" target="_blank">Vital English</a>のような英語を話す機会のある勉強会に出てみるとか。
とくにネーティブに限る必要はありませんが、人を相手に英語を話す機会が増えると実感値として自分の英語の成長具合もわかるようです。
英語学習をはじめる前には、このような「鏡」のような機会の準備もしておくといいですね。
英語に限らずあらゆる学習や自己投資は将来の自分がハッピーになるためにするものだと思います。
ハッピーになるための英語学習が苦しい・ツライ・しんどい・疲れるばかりだと、楽しい英語をしゃべるのもむずかしくなります。
学習の過程で目にする英語が、仕事の延長線上のような堅苦しいビジネス文書や、日本語でも読みたくない学術論文ばかりだと英語を嫌いになりそうです。
イヤイヤ学習をつづけて、短期的な目標を達成できても、いつか頭打ちになり結局無駄な努力に終わってしまいそうなのが心配です。
英語学習が「がんばる経験」であるのと同じぐらいに「日々の楽しみを生む経験」にできると長い時間にかけて上達がつづく気がします。
私の場合は、野球の米大リーグや英米のロックミュージックが好きなので「毎日、ネットニュースを一つ読む」という習慣をつけたのが、とても楽しかったのをおぼえています。
野球のスーパースターの契約とか、大好きなミュージシャンの新譜情報を、日本語オフィシャルより前にTweetする快感はどでかいですよ。
「英語を学んで上達するとこんなにいいことがある」という楽しみも自分なりの言葉にして書きとめておくと、やる気を増して学習が継続する動機付けになると思います。
3月後に入試や資格試験があるときは、1日5時間睡眠で集中学習して乗り切るという考え方もあるかもしれません。
でも、そんな学習方法を2年も3年もつづけるのは精神的にも健康にもよくないでしょう。
目標をつくり計画を立てて、予定通り進んでいても、「どうしても今日は口を開きたくない」というときはあります。
そんな日には「では5分だけシャドーイングして寝てしまおう」という判断をしても大丈夫な余裕ある学習計画が長い期間の継続に結びつくはずです。
🦉旅の仲間=コーチがいれば、学習の継続はより手が届きやすい
さて----。
ここまでは、どうすれば英語学習が長期間つづけられるか、スタート地点にできる用意について考えてきました。
でももしかしたら「なるほど簡単だ」ではなく「大変そう」と感じた人の方が多いかもしれませんね。
たしかに----。
「じぶんのことをしっかり見つめて継続可能な計画を立て、一つ一つ実行していく」というのは簡単そうでむずかしい話かもしれません。
でも、そこで「じぶんのことを理解してくれる人がいて、旅をともにしてくれたら」と思ったら「あれ?ちょっと実現可能に見えてきた!」と感じたりしませんか?
種明かしすると最近人気の英語コーチングの背景にあるのは、この考え方です。
ここでは学習を継続するために、コーチングが役立つ理由について考えました。
学習の継続がむずかしい理由は、疑問に答えがすぐえられないからかも
今回考えてきたような英語学習のための準備に関する試行錯誤や、実際に学習をつづけるプロセスは数え切れないほどの自問自答でできています。
「どんな学習をすれば目標とする英語力を獲得できるか?」「1日に何時間学習すればいいのか」「いまの仕事や学業をつづけながら、どれぐらいの学習時間がとれるのか?」「来年の4月までに目標とする英語力をつけるためには、いつからはじめればいいのか?」「実際のところ英語ができると収入はどれぐらい増えるの?」「教材は何がいい?」「辞書はどれがいい?」「英英と英和どっちにする?」「使用するパソコンのスペックはどれぐらい?」「リスニング、ライティング、リーディング、スピーキングの比率はどれぐらいがいい」「rとlの発音はこれでいい?」「こんな言い方でネーティブに通じる?」「腹式呼吸の仕方がわからない」「眠いけど、寝ちゃ駄目?」「リスニングが全然駄目なんですけど、どうすれば強化できる?」「イギリス英語とアメリカ英語、どっちが役立つ?」「オンライン英語で留学の代わりになる?」「ネーティブレベルまでお金はどれぐらいつかえばいいですか?」「今日会ったネーティブが突然怒りだしたのはなぜ?」
たいていは自分で考えてネットで調べて「こんなとこかな」と決着し、でも心の中で引っかかりが残ったままになるものです。
最近はネットにさまざまな情報がありますが、ドンピシャ役に立つ内容はなかなか見つかりません。Googleに頼って調べると、正反対の意見を言う人が必ず現れます。結局迷ってどうすればわからなくなります。
確信を持てない状態で、旅をつづけるのは本当につらいものです。
コースを外れそうになったとき、コーチの的確な一言があれば、継続のための困難も減る
たとえば、そこで、 「ああ、rの音は舌を丸めて口蓋の上に付かないぐらいにして音を出せばいいんですよ」 「アプリで使える英英辞典はこれが評判いいですよ」 またダイレクトな情報だけでなく、 「その資料は、ここへ行ったらもらえますよ」 「私も最初は通じずに苦労したんですけれど、こうしたら改善しました」 という経験にもとづくアドバイス。 さらには、 「発音すごくよくなってますよ!」 「予定よりだいぶ進んでいるから少し休んでも平気です」 とほめてくれたり励ましてくれたりする人?
いてほしいと思いませんか? 私はとてもいてほしいです。
それが英語コーチングの最大の効能でないかと思っています。
🦉まとめ:1人で悩むより、伴走者がいたら絶対に学習が楽になるのが英語の道
英語を学ぶプロセスはテニスの壁打ちのようなものです。
毎日毎日、時間をかけて練習して、いろんなテクニックも獲得し、反応速度もあがっていく、でも、自分がどれぐらい上達したかを理解するのはむずかしい。
これに対してコーチングは、練習パートナーがいる状態といえるでしょう。
ラケットの選び方から持ち方、練習スケジュールの立て方まで、いっしょになって考えてくれます。
その人の目的やキャラクターに合った練習メニューをいっしょに立て、フォームの崩れも修正してくれます。
上達したらほめてくれるし、学習の遅れが顕著なときには「このままじゃゴールにたどり着きませんよ」と意見もしてくれる。
「どのように学ぶか」に悩むパワーを学習のために、集中できる、なるほど英語コーチは学習の継続という観点から見て、大変に役立ちそうです。
もちろんLearn with Coach Englishのコーチもまた、挫折しそうな弱い心の味方になってくれますよね。
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