interview

留学経験なしでも英検1級、国連英検A級は達成できる!初心を忘れず焦らずたゆまず

2021年06月11日
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by Mayumi
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英語を使う仕事はいろいろありますが、英語4技能の中でも「スピーキング力」が必須の通訳案内士。彼らはどうやってその英語力を身に着けたのでしょうか? あなたが目標に到達するためのヒントがここにあるかもしれません。

本日のゲスト :Yuji(英語全国通訳案内士)

  • 取得資格
    • 1990年 実用英語検定1級

      1992年 国連英語検定A級

      1993年 TOEIC:935点

      2016年 富士の国やまなし通訳ガイド特区、地域限定特例通訳案内士

      2016年 普通救急救命講習

      2017年2月 旅程管理者主任者資格取得

      2017年12月 全国通訳案内士合格

      2019年2月 上級救急救命講習

 

自己紹介

2002年末に山梨に戻るまでは東京で会社勤めでした。

最後の10年はハーレーダビッドソンジャパンで勤務。当時は日本人ばかりで、米国本社への出張時に英語は使用する程度で、普通は、トップの報告書などを翻訳することもしていました。ハーレーダビッドソンの前も英語に関わる輸出、洋服のバイヤーの経験もあり、特にバイヤーの時には、インドに15回も出張して、インド英語に触れ、夜は夕食に招待されて、お酒を楽しみながら、英語を磨いていったように思います。大学の選考は政治学科だったですし、新聞配達して学費を稼いでいた奨学生だったので、あまり英語の勉強はしていません。

英語の通訳案内士は前から興味はありました。実践ビジネス英語の裏表紙に今はない、ハロー学院かな、その広告が毎回掲載されていて、何となく考えていました。具体的になったのは、2016年に山梨県の地域限定通訳案内士の資格を取得してからです。地域では大きく、先に進むことができず、仕事も多くないことを悟り、2,017年の全国通訳案内士の試験で合格でした。2018年に資格を交付され、その前、2017年からTripleLights(Go With the Guide)に登録してお客様を案内するようになり、2018年からは本格的に。同時に通訳案内士団体の新人研修なども受講しました。2018年には積極的にできることには応募して経験を重ね、2019年には、念願のロングツアー、公共交通機関を使用するツアーですが、9本、バスツアー2本などを実施できるまでになりました。その後はコロナの影響です。一方、2017年から富士山の山小屋から声をかけられ、富士山の山小屋に所属するガイドとして登録もしています。その仕事では、小屋依頼でこれまで5本くらい実施しただけですが、個人的に依頼された富士山登山などには、役にたっています。

 
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Q & A

  • 英語を飛躍的に伸ばした時期の目標設定は?(どの程度からどの程度へ?) また、かかった期間はどれくらいですか?

目標を設定した記憶がありません。ただし、英検一級を受ける際には、問題集は買って、少し手を付けた記憶はあります。そうは言いましても、試験日に向かって毎日英語に触れるような努力はしていました。目標に向かって英語を伸ばしたのは大学受験勉強の頃かと思います。その時の文法、日本語を見て英語を考える英作文の訓練は、特にインドでトークをする際に色々、つながっていったように思います。

 
  • 一番英語を勉強していた時は、一日何時間くらいやっていましたか?

大学受験のころ、3時間くらいでしょうか。その後は1日、30分程度は英語に触れるようにしていたと思います。

 
  • そのときはどのようなことをやっていましたか?

通常の大学受験勉強の英語です。地道な勉強は必ず役に立ち、文の組み立て、とっさの英語などに役立ちます。繰り返しが大事かと思っています。

 
  • 目標達成に障害はつきもの。どんな障害をどう克服しましたか。

性格上、一度決めたら、とにかく少しずつでお先に進もうと考えます。あせりは禁物なのですが人間ですから、そうした時もあるでしょうし、いやになることもあるでしょう。私なら、とにかく、気分転換でしょうか。通常の仕事だって同じで、頭が煮詰まったら、ちょっと休憩、気分転換。長期に目標を掲げる際には、もっとゆったりと、ただ、日々前進する心構えが必要と思います。山に登る人ですが、私は、日本百名山に全部登ろうとは思いません。好きな山に何度でも、ただ、山に登ることは継続する、そんなスタンスでしょうか。だから、毎日ジョギング10㎞以上、欠かすことはありません。通訳ガイドでロングツアー中でも朝早く起きて街を走ります。これも継続ですね。

 
  • おすすめの教材や効果的な使い方があれば教えてください。

NHKの実践ビジネス英語は多分、最初から聞いていました。杉田敏先生です。2021年3月で杉田先生の講座は終了してしまいました。ですから、今は何も聞いていません。実践ビジネス英語ももっとしっかりやっておけば良かったかな。漫然と継続していた感じでしょうか。ただ、その話題は時代の推移とともに変化していき、役に立ったと思います。何でもいいんだと思います。ただ、継続ですよね。

 
  • 勉強のモチベーションが下がった時、どのようにモチベーションを上げていましたか?

基本、気分転換などして、初心に戻ることではないでしょうか。なんのためにやっているのか、それは、ビジネスパートナーとの会話を向上させたり、お酒を楽しく飲むためだったり、するのでしょうが、そうした初心を忘れないこと。結果は必ずついてくると信じることでしょうか。信じる者は救われますよ。

 
  • 英語をお仕事でつかえるレベルになりたいと思っている学習者へのメッセージをお願いします。

こうしてみると私の場合、大きく目標を立てなくても何となく、継続して英語の上達を遂げてきたように思います。英語圏には留学も含めて住んだこともありませんが、国内でもやり方次第ではいくらでも成果は挙げることができるでしょう。留学に飛びつく必要はないと思っています。留学するのは、国内で十分実力付けてから、英語圏の国の人の生活の背景や人の考え方の背景などを探るような、そんなことができるなら、留学したいものですね。もうそういう年齢ではありませんが。還暦は過ぎましたが、今でも英語は継続していますよ。

ゴールへの道は一つではありません。でもそこにはきっと何か共通点もあるはずです。あなたが実践的な英語を身に着けるための学習のヒントが得られるよう、これからも英語の達人をお招きしてお話を聞いていきます。

 

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