interview

スピーキング力を高めるノートテイキング!少しの工夫がもたらした私のBREAKTHROUGH

2021年09月20日
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by Mayumi
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英語とスペイン語の二つの外国語を身に着け、仕事の幅を広げている言語学習の達人に効果的なトレーニング方法をお聞きしました。

本日のゲスト :Daisuke(英語&スペイン語全国通訳案内士)

  • 教育大学で英語の免許を取得後、東京都公立学校で7年間勤務。その後3年ほど海外遊学(うちスペイン語圏に1年半滞在)。帰国後、添乗員を経験しながら、通訳案内士資格を取得。
    • TOEIC820、高校英語教諭、全国通訳案内士(英語、スペイン語)
  • 2019年の観光通訳ガイド稼働日数は72日。訪日外国人が戻ってくることを期待しながら日々研鑽中。
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Q & A

  • スピーキング力を伸ばすためにどのような勉強をしてきましたか。また、どのような勉強方法が効果がありましたか?おすすめの勉強方法を教えてください。

スピーキング力を高めるように意識しだしたのは、通訳案内士の資格を取りたいと考えた2018年からでした。

主に、スピーキングまで行かない程度のアウトプットの練習として、「伝えたい語彙から文を作り出していく」こと。

たとえば「高野豆腐」を説明するのに、独り言で「This is not a typical tofu. Can you imagine tofu? O.K. Imagine that typical tofu, Bland, easy to break with chopsticks, made of soybean. In winter they freeze the tofu and then dry it. To do this process repeatedly, the tofu can make itself renewal with different taste!」のような練習を反芻しながらしていました。

2018年後半から外国の方と仕事するようになって、この練習ではスピーキング力向上にはつながらないと感じ始めました。相手の話を聞けて、内容に沿って+αを創り上げていく会話が必要だと感じ、スピーキングを高めるための練習ってどうすればいいのかと考えました。

そこで「リスニング→ノートテイキング→スピーキング」のような過程が自分にとって必要だと思い、以下の方法を試し、効果的になり、今でも自己学習で使用しています。

具体的な材料ですが、NHK Worldを利用しています。20分、30分程度のプログラムがあり、動画を見ながら(リスニング)、メモを取り考えを整理して(ノートテイキング)、何を質問しようと考えを巡らせ架空の質問を発していく(スピーキング)。寝る前の45分でできる内容を常に選んで、うまく言えないなあと反省しながら、今もたまに続けてます。

 
  • どれくらいの時間をかけて、どのように伸びてきたか、時間軸と伸びの実感を具体的に教えてください。

2017年後半からアウトプットの練習を始めて、2018年まで続けてはいたものの、「これじゃあまり今までと変わらない話す力なんだよな」という感じでした。

そこで2019年から「リスニング→ノートテイキング→スピーキング」過程を使い始めました。ここから、「会話が続くスピーキング」につながる実感が高まってきて、いまに至っています。

伸びの実感をグラフに表すとこのようになります。

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  • 複雑な構文で話せるようになったのは勉強を始めてからいつごろですか?それまでのシンプルな構文から複雑な構文で話せるように変化したのは、どのような勉強方法が効果があったのでしょうか。

通訳案内士の業務上、シンプルに話すことを心掛けているので、重文や複文あたりが私の中でMaxの複雑な構文です₍笑₎。

2018年のアウトプットの練習をしている時期にすでに、that, which, whose等をうまく使って話す、説明するということができてきた実感はありました。

2019年以降、ノートテイキング(Cornell note takingという方法)の中で、メモという項目を自分で作っているのですが、

and, but等の接続詞で文をつないだときに、分詞構文で言い換えることをしています。2021年夏海外の方と仕事をしたときに、分詞構文をやたら多用している自分がいました(笑)。

 
  • アウトプットの練習にフォーカスしていたころと、スピーキング力の伸びを実感されたCornell note taking 法をしている現在のノートを見せていただけますか?

これがアウトプットにフォーカスしていたころのものです。「伝えたい語彙から文を作り出していく」というトレーニングのために使っていたノートです。

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そしてこれがノートテイキング(Cornell note takingという方法)のノートです。

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左にリスニングしたことを書き連ねていき、右にメモ、キーポイント、質問疑問を書く。下に要約を最後に書き、独り言を締める際に使います。

この少しの工夫がスピーキング力の向上をもたらしてくれています。

 
  • レアジョブやDMM英会話のようなオンライン英会話、またはベルリッツなどの教室型英会話は活用されましたか?活用されていた場合、活用のテクニックを教えてください。

スペイン語の通訳案内士としても働いていて、スピーキング力を高める一助としてそっちの言語でオンライン授業を活用しました。

SPANISIMO(スパニシモ)という会社さんを今でも利用させていただいているのですが、大変有効に活用させていただいています。

最近では、1週間に2回(各回50分)は、クラスを予約し、両国(グアテマラと日本)の日常のことを聞き質問し説明していってます。

先生も変えられるので、うまく伝えられなかったときには、また別の先生で伝え方を変えられ、反復させながらスピーキング力を向上させていくことができるように活用しています。

 

第二言語として英語を学ぶとき、その道に終わりはありません。達人は学び続けるから達人なのです。CONFIDENT & FLUENT SPEAKERになるためのヒントをこれからも探っていきます。

 

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